トップページ  >  よくあるご質問  >  溶接部の1日の検査数量はどのくらいですか?

溶接部の1日の検査数量はどのくらいですか?

溶接部の検査は、外観検査及び超音波探傷検査が行われます。
検査を実施するためには溶接ビード上のスラグを除去したり、探傷面のスパッタ・さび等を除去する必要があります。
実際の検査工程は、前準備(装置の調整)、サンプリング(抜取箇所をマーキングする等)、前処理(スラグ・スパッタ等の除去)、検査員による検査(外観検査・超音波探傷検査)、検査結果の記録に大きく分かれます。
文献等で1日80箇所程度と言われているのは、このすべての工程を1人で作業を行ない、前処理の作業に手間がかかり(スラグ・スパッタがかなり残っている)、ある程度欠陥(合否にかかわらず)があり探傷作業に時間がかかるような場合を想定しています。
また、サンプリングに関しては抜取率が低いほど手間がかかります。
ただし、コラム柱溶接部の場合には150〜200箇所程度の通常の箇所数の2倍程度の検査量になる場合もあります。
これは、タイプC、Sの溶接部が多く、また1溶接線(ロボットで溶接した場合角形鋼管を1周連続して溶接する場合もあるが、1面を1溶接線と考える)が2単位で、H柱・十字柱で多いタイプBの溶接と比べるとかなり効率よく検査ができるためです。
また、下図のようにスラグの除去も比較的容易で、効率よく前処理ができることも要因です。
さらに、ほとんどの場合下向き溶接で欠陥も少なく、超音波探傷検査での測定にほとんど時間を費やしません。