私たちジャストは、調査・診断業務を通して
構造物の安全確保とストック型社会の実現をめざします。

Service

超音波による鉄骨溶接部・鉄筋継手部検査

受入れ検査

健全な建築物を建てるためにジャストでは、鉄筋継手部の検査と鉄骨溶接部の受け入れ検査を行っております。受入れ検査とは、受注先を建築主・設計事務所・建築会社に限定し、鉄骨製作会社からは一切受注しておりません(図1)。また、鉄骨の受入れ検査には中間検査と製品検査があります(図2)。

図1 受入れ検査図2 鉄骨の受入検査

鉄骨の溶接前検査(中間検査)

溶接前検査とは溶接欠陥の発生原因を溶接前になくす為の検査です。サムチェッカー等による材料確認、開先・スカラップ等の加工確認、組み立て状況、開先精度等の確認を行います(図3~図6)。

溶接前検査を行い、融合不良(狭い開先角度)・溶込み不良(狭いルート間隔)・ブローホール(異物の付着)・割れ・ずれ等を未然に防ぎます。

図3 開先角度図4 ルート間隔図5 仕口のずれ図6 組立溶接確認

鉄骨の溶接中検査(中間検査)

溶接中検査とは溶接欠陥の発生原因を溶接中になくすための検査です。溶接技能者・溶接方法・溶接材料・溶接条件等を確認します(図7~図10)。

溶接中検査で、割れ(過大な電圧)・溶込み不良(過小な電流)・アンダーカット(過大な電流)・靭性低下(過大なパス間温度)等の有無を確認します。

図7 溶接材料の確認図8 使用道具図9 条件(電流)の確認図10 パス間温度

外観調査(製品検査)

旧建設省告示により溶接部ではアンダーカットがないこと、ずれ・食違いは規定値が設けられています。外観検査ではこのような欠陥について検査を行います。

鉄骨溶接部超音波探傷試験(製品検査)

旧建設省告示により内部欠陥がないことが要求されます。そこで、超音波探査検査によって内部欠陥の検査を行います(図9)。
主な超音波探傷試験は2種類あり、図11~図13に示します。
図11 検査状況図12 斜角探傷法図13 垂直探傷法


完全溶込み溶接部には斜角探傷法を、鉄骨の厚さ測定や内ダイアフラムの外部からの検査には垂直探傷法を適用します。
超音波探査検査に必要な資格は以下に示します。

超音波探傷試験技術者3種(71名)/ 超音波探傷試験技術者2種(74名)/WES特別級(4名)/ WES1級(44名)/ WES2級(71名)
※カッコ内はジャストの資格保有者数です。

鉄筋コンクリート造の場合、重要な鉄筋継手はほとんどガス圧接で施工されます。構造物が健全かどうかはこのガス圧接継手の外観検査(図14)・超音波探傷検査によって確認します(図15~図16)。

図14 外観測定器具


図15 探傷試験図16 専用探傷器

超音波を使った調査

・超音波ボルト軸力計

ボルトのマーキング忘れや緩み等、ボルトの健全性に疑問が生じた場合、図17の超音波ボルト軸力計を用いて、軸力を測定することができます。

・コンクリートひび割れ深さ測定

ひび割れを挟んで2探触子法を適用してひび割れ深さを測定することも可能です(図18)。

図17 軸力計図18 測定状況