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その他の非破壊試験

その他の非破壊試験

ベースプレート充填検査

ベースプレートと基礎の間のモルタル充填確認

ベースプレートと基礎の間のモルタル充填確認

ベースプレートと基礎の間に隙間がある場合、モルタルやエポキシ等を充填します。従来は、確実に充填されていることを確認する方法がなく、空気抜きの穴からの充填剤の噴出等で充填を確認していました。しかし、実際にベースプレートをはがした場合、いくつかの大きな空洞が確認される場合がありました。
そこで、超音波測定によってその空洞を検出する方法を開発しました。
従来の方法と異なるのは、Log表示の探傷装置や高ダンピング探触子ということだけでなく、底面エコー高さではなく多重反射の減衰によって測定を行うことです。

超音波による測定結果と実際の空洞の比較

超音波による測定結果を作図したものとベースプレートを削除して実際の空洞を確認したものはほぼ一致しています。
モルタルを用いた場合は、検査を実施するタイミングが非常に重要になります。
免震装置のベースプレートや鋼板内のコンクリートの充填確認に応用できる場合もあります。
なお、測定には高ダンピング探触子を用いる必要がありました。


ゴム支承内の鋼板位置の検出

測定原理

ゴム支承内の鋼板位置は、ゴム支承の性能を左右する大きな要因です。
しかし、非破壊試験ではX線透過試験で検出することができず、また超音波測定法ではゴム内の超音波の減衰が大きく検出が困難でした。そこで、50kHz~2MHzの帯域をもつ超音波測定システムでその位置を検出する方法を開発しました。

炭素繊維の超音波測定法

CFRPの欠陥検出

種々の構造物で、軽量で強度の高いCFRPが用いられています。しかし、従来使用していた金属で発生しなかった問題によりひび割れや接着不良によるトラブルが発生することがあります。
従来、いくつかの超音波探傷が試みられましたが、複合材にということで十分な成果が得られませんでした。
しかし、コンポジット探触子とLog表示の超音波探傷器を用いた、2探触子法による超音波測定で接着状態の評価やき裂の検出が可能になりました。

炭素繊維シート積層数超音波測定法

建築・土木の既存の構造物を耐震補強を行うことが増えています。
その中で、従来の鋼板による補強工事にかわり炭素繊維による補強が増えています。炭素繊維シート補強工事では補強効果の確認でシート積層数・厚さを測定することは重要ですが、今までは有効的な測定法がありませんでした。
今回、超音波を用いることにより、正確に積層数・厚みを測定することを可能にしました。これにより、施工後、積層数の確認試験を実施することで炭素繊維シート補強工事の信頼性がより一層アップされます。

測定原理

超音波は炭素繊維シート層で透過したり、反射したりしながら、既存コンクリート境界部まで到達し、反射して探触子に戻ります。測定点近傍で、加算平均を行うと炭素繊維シート数に対応したピークが見られ、さらに全体の厚みが測定できます。

測定システム

周波数25MHzの局部水浸探触子とLOG表示のデジタル超音波探傷器を用いてデータを測定します。測定したデータをパソコンに転送し、解析ソフトによって層数に応じたピークと炭素繊維層の厚さが測定されます。


現場測定例

炭素繊維シート数に対応したピークが表れ、断面マクロ写真と対応します。

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