耐震調査 既存RC造・SRC造建物

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特長
  • 予備調査、1次診断用調査、2次診断用調査を行います。
  • 精度の高い診断・補強設計を行う場合に、より正確性を高める調査である精密調査を行います。
  • 「既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準同解説(監修:国土交通省住宅局建築指導課、発行:財団法人日本建築防災協会)」に準拠。
▼ユーザーに向けた情報を分かりやすくまとめる。
建物の種類調査費用の目安平均調査期間対応範囲
RC造・SRC造建物
▼キーワード
コンクリート強度の確認第三者機関の評定補強設計まで対応

フロー

調査種別調査目的調査項目備考
予備調査診断基準の適用の合否を判断し、診断レベルを設定。• 設計図書の有無 • 建物概要 • 耐震診断要否の判断 • 耐震診断方法の検討 • 耐震診断見積書の作成耐震診断に必要な建物の基礎資料を収集します。 設計図書がない場合は追加調査を行います。
1次診断用調査設計図書と建物を照合し、第1次診断用経年指標及び形状指標を算出。• 材料強度、断面寸法(構造部材の耐力を算定) • 建物の変形、ひび割れ(経年指標に反映) • 建物の形状(形状指標に反映)ひび割れ・鉄筋などの腐食状況を目視し、たわみ・柱の傾斜 ・不同沈下がみられたときは実測します。コンクリート強度は竣工年から推定しても良いとされています。また、図面照合も行います。
2次診断用調査設計図書と建物を照合し、第2次・第3次診断用経年指標及び形状指標を算出する。経年劣化による補修・補強の要否を調査。• 材料強度、断面寸法(構造部材の耐力を算定) • 構造きれつ及び変形の発生程度とその範囲 • 変質、老朽化の程度とその範囲強度指標算定上重要な「床」「大梁」「壁・柱」の構造きれつ・変形・変質・老朽化に着目しています。ひび割れ調査・不同沈下調査・エキスパンションジョイント調査・建物形状調査・敷地内および周辺の自然環境の調査を行います。
精密調査第2次・第3次診断の精度を上げるため及び将来の補強設計に用いるデータを収集するために材料強度・コンクリートの中性化深さ・鉄筋の強度などを調査。• コンクリートの材料強度、ヤング係数 • 配筋状態と鉄筋断面、鉄筋の降伏強度の確認 • 部材断面性能再評価(施工状態、きれつ・欠損) • 材料強度の再評価 (コンクリート中性化・老朽化、鉄筋さびを考慮)精密調査はコアボーリング・鉄筋のはつり出し等がある為、補修を伴います。そのため調査箇所の選定は関係者との協議や現況確認が必要になります。調査内容はコンクリートコアによる強度試験(シュミットハンマーによる試験は補完的)や中性化深さ試験、鉄筋の強度や錆を確認します。

トピックス

コンクリート強度の確認

現地でコンクリートコアを抜き、第三者試験機関でコンクリート圧縮強度試験・中性化試験を行います。試験機関から成績表として、結果が送られてきます。この結果を元に圧縮強度や中性化深さを把握し、構造耐震指標や経年指標の算定に用います。
コア抜き
コア抜き
圧縮強度試験
圧縮強度試験
 
中性化試験
中性化試験
成績表
成績表

建物の劣化状況

劣化状況を表す指標として、経年指標Tを算出します。 経年指標Tはひび割れ・変形・老朽化等、耐震性に及ぼす影響を評価する指標です。指標を算定するために、現地調査で得たデータを「経年指標Tの算定表」に入力し、計算を行います。
 
算定表
算定表
 

図面照合

設計図書との相違がないか、図面照合を行います。部材や耐震壁、開口の位置・寸法の調査は、診断結果に大きく影響するため入念に行います。
開口寸法
開口寸法
柱寸法
柱寸法
 
 
 

関連業務(リンク)

耐震調査 S造
耐震調査 木造

FAQ(あれば)

 
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