地中埋設物探査


ユーザーインタビュー
清水建設株式会社 様
横浜支店 設備部 根本様
Webサイト:https://www.shimz.co.jp/
発生すると周囲への影響が大きいインフラ事故。事故防止のための地中埋設物探査

清水建設株式会社様は、1804年に創業された建設会社です。建築・土木・都市開発など多岐にわたるサービスを提供されており、革新的なプロジェクトや環境に配慮した取り組みを行われております。
今回は設備系の現場監督をされている根本様にお話をお伺いしました。
巡回管理で多くの現場をまわられており、その現場にて地中埋設物探査をご採用いただきました。

経験や勘に頼る掘削で、埋設インフラの損傷が発生。 埋設物探査で安全管理と社内のインフラルールが遵守できるように
Q.地中埋設物探査導入前の課題を教えてください。
根本様
発生すると周囲への影響が大きいインフラ事故。事故防止のために既存図面の調査などを行っていましたが、実際の現場では既存図と大幅なズレや抜けが多くあります。図面がないなかでは、現場の監督の勘や経験に頼った作業となることもあり、そこでの事故のリスクが拭いきれませんでした。
Q.導入検討が進んだきっかけは何でしたか?
根本様
インフラ事故防止のために、社内でインフラルールの整備が進んでいったのがきっかけです。ルール整備の中で「既存と新設の図面を現場に掲示すること」「インフラ近接の掘削作業が発生する際は検討会をすること」等が決まっていきました。
検討会では「既設インフラは探査済み」「○○m以内は手掘り」「インフラの墨出しを行う」といったチェック項目や検討図の作成、損傷事故が発生した場合の対応方法等も話します。
踏み込んだ検討をする上で、不確定な既存図や勘や経験に頼った施工では事故リスクが下がり切らないと判断しました。すべてを手掘りで掘削可能な場所では手掘りで進めることも可能ですが、掘削範囲が広い場所では現実的ではないため地中埋設物探査を選択しました。

社内説明と試掘の指示が数値ででき、圧倒的にやりやすく。費用も悩むことはなく満足
Q.地中埋設物探査を実施してみての感想はいかがでしょうか?
根本様
検討会での協力会社・社内への説明が圧倒的にやりやすくなりました。ジャストさんに探査してもらったデータをもとに、先に話した検討図や現場に貼り出す図面を作成しています。
現場では「ここは機械、ここは手掘り」という指示を経験や勘ではなく数値で言えるようになり、試掘もやりやすくなりました。
Q.地中埋設物探査の予算・費用に対する満足度を教えてください。
根本様
高いという感覚はなく、1日入ってもらって現在の価格と内容※1なら、躊躇する価格ではありませんでした。
※1:同席していた弊社担当より「正確なCAD図があり、通常の倍の範囲を作業することができた。2日予定のところを1日で終わらせた。」と話がありました。

埋設物探査から3Dデータの作成・管理を…デジタルツイン化で改修案件の改善を目指す
Q.地中埋設物探査チームの対応やサポートに対する満足度を教えてください。
根本様
地中埋設探査で探査可能なものとそうでないものや、探査の誤差という専門的な部分について、探査図面のみの納品ではなくフォローしてもらえるとより良い探査になると考えています。
Q.今後取り組んでいきたいことを教えてください。
根本様
敷地内のデジタルツイン※2化を進めている案件があり、埋設インフラがどうなっているのかわからない事が多いので、埋設物をすべて3D化し記録・管理したいと考えています。
ジャストさんとどの様なことができるかを相談していきたいと思っているので、よろしくお願いします。
※2:現実世界の物理的な対象をデジタル上に再現する技術のこと
※掲載内容は取材当時のものです。
この後弊社担当者も交え、清水建設様が現在取り組んでいること・現在の地中埋設物探査や
ジャストの技術でできることを共有し、より良い連携ができるようお話しさせていただきました。
貴重なお話をありがとうございました。