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ジャストコラム

単身赴任日記

ジャストは本人が希望しない限り、基本的に転勤のない会社であるが、事情があり名古屋営業所から大阪営業所へ転勤となった。病気持ちで医者通いをしている奥さんを名古屋に残し,3人の嫁にいった娘たちに彼女の“管理”を任せて、単身赴任することにした。

新しく暮らし始めた街は新大阪駅から地下鉄で5分余り、大阪のビジネス街「淀屋橋」「本町」へも30分通勤圏で、単身赴任者の多い街だ。駅周辺には単身赴任者用の住居が多く、スーパーも数件あり遅い時間まで営業している。夜8時過ぎに行くと、スーツ姿のサラリーマンがスーパーの籠を持って店内をウロウロしている。籠の中身は割引の値札がつけられた弁当や野菜サラダ、缶ビール、パン、牛乳、野菜ジュース、・・・・(私も同じだ)、そしてスーツ姿にショルダーバック、左手にスーパーのレジ袋、右手にクリーニングの仕上がったワイシャツを持ってそれぞれのワンルームマンションの方向へ消えていく。駅周辺には単身赴任者が少し飲んで夕食を食べるといった定食屋も多いが、シャイな性格の私はまだそれらの敷居を跨いでいない。

名古屋営業所での在籍は17年間に及び、数えきれないほど多くの方々にお世話になった。転勤する場合,お世話になったその方たちには直接出向く、あるいは挨拶状により報告するのが常識であろうが,今回は失礼ながらメールで転勤の報告になった。挨拶状では少し堅苦しいところがあるが,「メール」での報告は、先方から直ちに、しかも気軽に返信が来るところが良い。文面は気軽でストレートに「そうですか、それは残念」「びっくりしました!」、相手の素直な本音の気持ちが伝わってくる。

その返信メールで多かった内容の第1位は

・「大阪では『水』に気を付けて『ミネラルウォーター』がいいよ」

第2位は

・「年なんだから頑張らずに、おいしいもの食べて楽しんでください」

うれしかった内容は

・「名古屋営業所の後任はA所長ですか、よかった、心強くて安心です」

・「あなたと知り合えなかったら、あの仕事はうまくいかなかった・・・感謝しています」

名古屋で仕事を始めたころ知り合ったある空調設備会社の課長(当時)から転勤直後に携帯メールをいただいた。すでに“課長”は60歳を超えているが、顧客をたくさん持って精力的に活動している。そのメールは「頑張って」という内容であった。「名古屋と比べ大阪はビルの数が10倍くらいありそうです」と返信したところ、その返信は「魅力的な街ですね」。建築関連(特にリニューアル)の仕事に携わっていると、「街が大きい=仕事がある」である。

「住めば都」とよく言うが、転勤した先では仕事がうまくいって初めて「いい街、都」である。 私にとって名古屋は「いい街、都」であった。 大阪もそういう街にしたい。

大阪営業所長 近藤 浩