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ジャストコラム

夢の途中~熱き想い~

地方のコンビニも無い田舎町に生まれた少年がテレビに映し出される都会に憧れを抱くのは必然である。

私もそんな少年の一人で、山形県の田舎町に生まれ、少年時代は野山を駆け回り、中学・高校時代は長ランに身を包み仲間とつるんで、都会の象徴であるロックバンド「キャロル」に憧れていた。先輩から借りた解散コンサートのビデオを見てキャロルにはまり、矢沢永吉の著書「成り上がり」を読んで、毎年「YAZAWA」のタオルを肩にかけて武道館のコンサートに通っていたほど大ファンになった。

高校時代の都会への憧れは、仲間の一人が高校の夏休みに東京でバイトをしてきたことをきっかけに強烈なものとなる。

仲間の話によると、見るもの全てが大きなスケールで、林立する超高層ビルや人の多さは地元では想像できないもので、その時の出来事を仲間全員で目をキラキラさせながら聞いた事を思い出す。その時から、「BIGな人間になろうぜ」と漠然とした夢の話をして盛り上がっていた。

夏休みに東京でバイトをした仲間は、高校に1年で見切りをつけ、東京の小さなアミューズメント会社に就職した。多くの苦労と挫折を経験したであろうが、皆で話していた夢を心に秘め、今では全国展開するアミューズメント会社の代表取締役になっている。ただし、夢はまだまだ大きく、夢の途中のようだ。

私はというと、

親元を離れ前に進んだ10代、たくさんの方に育てられた20代、技術を磨いた30代、技術を後継者に引き継ぐ40代であり、今も夢の途中である。

私の夢は、ジャストを非破壊検査界をリードする、かけがえのない会社にすることだ。

今の世の中は、東北の復旧や政治問題など、先が見えない厳しい状況である。そんな状況でも、大きな夢を描き熱い想いを持って目の前の仕事に向かいあえば新しい発見だったり、アイディア等々が湧いてくる。

夢を実現するために、私が常に心掛けている5つの心をもって、今後も行動したい。

「はい」      という素直な心

「すいません」   という反省の心

「おかげさま」   という謙虚な心

「私がします」   という奉仕の心

「ありがとう」   という感謝の心

最後に「A Rolling stone has no moss」という諺のように、都会に憧れを抱く少年の純粋な気持ちを持って、常に転がっていきたいと思う「よ・ろ・し・く」。

探査コア部 部長 工藤智昭