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ジャストコラム

〜非破壊検査による 建物調査のメリットは?〜

「非破壊検査」とは、素材・部品・構造物などの検査対象物を物理的に破壊することなく、内部の欠陥や表面の傷などを検出する検査方法のことをいいます。1925年頃、アメリカの火力発電所で使用される鋳造品に用いられたのが非破壊検査の最初とされており(『溶接ニュース』05年4月12日号より)、日本でも戦後、産業の発達とともに急速に普及。工業分野はもとより建築土木分野でも欠かせない技術となりました。

私たちジャストも、1972年、建築鉄骨溶接部の超音波検査を主目的に創業し、1985年には既存建築物を対象に、エックス線を用いたコンクリート内探査や設備配管劣化調査を開始。他社に先駈けて非破壊検査技術の導入を積極的に進め、この分野ではパイオニア的役割を果たしてきたと自負しています。

では、こうした非破壊検査技術を建物調査に用いることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

まず当然ながら、外観を肉眼で調べるだけの目視調査に比べ、調査の精度が格段に高まります。その結果、建物の状態をより正確に把握でき、耐震補強や補修を行ったり、長期修繕計画を策定したりする際にも、より実態に則した内容とすることが可能になります。
少子高齢化や不況の影響で、補強も修繕もままならないマンション・ビルも多いといわれるなか、建物の実態に見合ったコストパフォーマンスの高い維持管理を行うためには、非破壊検査は極めて有効な手段といえるでしょう。

また、建物内部の「隠れた欠陥」が発見しやすいのも非破壊検査の大きな特徴です。近年、欠陥住宅・欠陥マンションが大きな社会問題となっていますが、ほとんどの瑕疵や施工不良は建物内部に潜んでいるため、通常の目視調査だけでは発見できないケースが大半です。そしてこれらの欠陥が具体的な不具合となって表面化するまでには時間がかかるため、欠陥が判明したときには、既に瑕疵担保責任の保証期間が過ぎていた、ということにもなりかねません。
しかし非破壊検査なら、建物を損傷することなく内部の様子が確認できるため、隠れた欠陥も早期に発見できる確率が高まるのです。

大地震への懸念やストック重視の風潮を背景に、日本でもようやく建物調査の重要性が認識されるようになってきましたが、この建物調査を日本社会にしっかり根付かせるには、調査自体が精度の高いものであることが絶対必要です。そして非破壊検査こそ、高精度の調査を実現するための最も重要なカギになると、私たちジャストは考えています。