お問い合わせ オンライン相談

Serviceサービス

電磁誘導法による非破壊調査

プロフォメータ

コンクリート内の鉄筋のかぶり厚さや鉄筋径を、電磁誘導法(図1~図2)を用いて探査を行います。

図1 測定器
図2 測定器結果表示

原理

コイルに交流電流を流すと磁束が発生します。かぶりが変化するとコイルを貫いている磁束が変化、これがインピーダンスの変化として検出されることを利用しかぶりを測定します(図3)。

また、起電力の強弱を感知し鉄筋位置を測定、さらに磁束の振幅の変化を読み取り鉄筋径を推測することができます。

  • 探査可能深度 180mm
  • 鉄筋径推定可能かぶり厚 約50mm
  • 塩ビ管のような非磁性体の探査不可
  • ダブル配筋の場合は表面側のみ検出

鉄筋径の測定は、かぶり厚さが厚くなるほど誤差が生じやすくなります(図4)。

また、測定できる鉄筋間隔もかぶり厚さが厚くなるほど、より広い間隔を必要とします(図5)。

図3 電磁誘導法の原理
図4 探査範囲と測定精度
図5 識別可能最小鉄筋間隔

探査方法

RCレーダ(管理No.G001071参照、図6)により配筋ピッチを測定後、現地にトレースした鉄筋にて、プロフォメータを用い鉄筋かぶり厚さや鉄筋径の測定を行います(図7)。測定前には、テストピースを使用し校正を行います。
RCレーダは、コンクリート内の含水状態等の影響により、かぶり厚さを求めるためのパラメータ(比誘電率)が変化します。そのため、測定箇所のコンクリート状態の影響を受けやすくなります。そこで、弊社ではかぶり厚さの測定には、比誘電率の影響を受けない電磁誘導法を併用することがあります。

図6 レーダ探査状況
図7 プロフォ探査状況

探査フロー

用途

基本的には、RCレーダで探査できる箇所はプロフォメータも探査が可能です(図9~図12)。

図9 RC造の壁
図10 探査状況(縦筋)
図11 探査状況(横筋)
図12 RC造の梁

条件で絞り込む

事業分野から探す
ニーズから探す

サービス一覧