中性化深さ試験
コンクリート中性化試験
RC・SRC造既存建物にて、コンクリートの中性化進行度を測定します。
コンクリートコアを用いて分析機関にて中性化試験を行う方法と、調査員が現地にてはつり作業を行い実施する方法があります。
中性化試験は、JISA1152に基づき実施します。コンクリートコアのサイズや調査数量は任意であるため、事前に調査数量の設定が必要です。
また、JIS以外では、NDIS 3419のドリルを用いた中性化試験手法も存在しますが、コンクリート表面を露出させる必要があるため、仕上げ材が多い建築構造物では適用範囲が限定されてしまうことがあります。
本調査は、コンクリート劣化状況を確認する場合や、建物の寿命を推定する耐久性調査(鉄筋かぶり厚さ調査と併用)を実施する場合に多く実施されています。