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含有塩分量調査

RC・SRC造既存建物にて、コンクリートに内在している塩分含有量を測定します。
建物全体の塩分物イオン量を推定する方法と、鉄筋位置近傍の塩化物イオンの浸透を確認する方法に区分されます。
塩化物イオンの浸透を調べる場合は、仕上げ表面、若しくはコンクリート表面から何㎜間隔で、どの深さまで試験データが必要かを設定しなくてはいけません。

また、ボード類の仕上げは撤去する必要があります。
試料はコンクリート圧縮強度試験と同様に円柱状のコンクリートコアが必要ですが、建物当たりのコンクリートコアの数量は任意となります。

試験はJISA1154に基づき試験機関にて行います。
本調査は、海岸近くの建物にて寿命を推定する耐久性調査(鉄筋かぶり厚さ調査と併用)や、海岸近傍の建物で外壁に鉄筋腐食や爆裂が散見される際に、飛来塩分の影響を推察するために多く実施されています。

コンクリートコア供試体
塩化物イオン分析状況(試験機関に委託)

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