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超音波ボルト軸力計を用いた非破壊検査

新しい超音波ボルト軸力計の開発

種々の構造物・容器・装置は、部品をボルトによって締結していることがあります。そこで、どのくらいの力でボルトが締結されているか確認することが重要です。しかしながら、従来、現場でボルト軸力を実用的に測定することは出来ませんでした。
それまで市販されていた超音波ボルト軸力計は現場で容易に測定できる実用的な測定器ではありませんでした。
そこで、実用的に現場でボルト軸力を測定する測定器の開発を行い、新しいボルト軸力計を製作しました。

J型のアンカーボルトの形状

超音波ボルト軸力計の特徴

  • コンパクトで携帯性が良い。
  • ボルトの両端仕上げ・初期値測定不用。
  • 1個所の測定が短時間(20秒程度)。測定実績として1日400本程度
  • 塗装・メッキ・錆びたボルトでも測定できます。
  • 計算式を内蔵し、軸力を直読できます。
  • 測定データをパソコンやプリンタに出力できます。
  • ダブルナットでも測定ができます。(ダブルナット対応型センサ使用)

超音波ボルト軸力計の原理

新しい超音波ボルト軸力計の原理は、ナット対面の超音波透過量の測定によりボルト軸力を測定します。図に示すようにボルト軸力が増加すると、超音波の透過量は増加することを利用しています。

超音波ボルト軸力計の原理図1
超音波ボルト軸力計の原理図2
超音波ボルト軸力計の原理図3
超音波ボルト軸力計の原理図4

超音波ボルト軸力計の使用法

【1.時刻あわせ】
ONキーを押し立ち上げる。 検査日時を設定する。(通常設定不要)

【2.調整】
CALキーを押し較正モードにする。 測定ボルトと同サイズの六角柱の試験片で調整する。

超音波ボルト軸力計の使用例

新しい超音波ボルト軸力計は、ボルトの機械仕上げや初期値が不要で、測定が容易ということで、鉄塔・橋梁・鉄骨等で使われ始めています。
また、ハンマーによる打撃試験のように締まってないというだけでなく、軸力値(ton)を知ることができるので、より適正な保守管理が可能となります。

橋梁での測定例

ボックス桁のボルト継手の測定

橋梁での測定例図1
橋梁での測定例図2

鉄骨での測定例

メッキボルトの測定測定精度を確認するため予め油圧軸力計で校正を行う場合

鉄骨での測定例図1
鉄骨での測定例図2

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