土木構造物調査

土木構造物の劣化調査

水道施設の配水池、遊水地擁壁や、河川構造物の大堰(堰柱)等大型構造物を対象に調査を行います。
配水池内部
配水池内部
大堰(堰柱)
大堰(堰柱)
 
調査方法は、目視調査と躯体詳細調査が主となり、コンクリート造構造物については、詳細調査結果の中性化速度や塩化物イオン分布状況結果に基づき、余寿命予測や補修方案立案まで依頼に応じて実施致します。

準拠する図書

  • コンクリート標準示方書(土木学会)
  • コンクリートのひびわれ調査、補修・補強指針(日本コンクリート工学会)
  • コンクリート診断技術‘18(日本コンクリート工学会)
  • 土木学会制定各種指針・基準等

現場調査状況(コンクリート構造物)

コア採取状況
コア採取状況
ドリル法による中性化試験
ドリル法による中性化試験
打診調査状況
打診調査状況
反発度法による圧縮強度推定
反発度法による圧縮強度推定
RCレーダー探査状況
RCレーダー探査状況
船上でのコア採取状況
船上でのコア採取状況

基本業務フロー

業務の目的・趣旨を把握した上で、仕様書に示す業務内容を確認し、業務概要・実施方針・業務工程・業務組織計画・打合せ計画・成果品の内容・使用する主な図書および基準・連絡体制(緊急時含む)等の事項について委託業務計画書を作成します。

②事前踏査(既存資料の収集整理)

対象施設に関する構造条件、既往の劣化調査結果及び補修・補強履歴等について、関係資料の収集を行い、業務に必要な資料を整理し調査の基礎資料とします。また、現地調査実施前に調査範囲の現況を確認し、調査位置と範囲および使用機器等の設営方法等を目的とした事前踏査を行ない、実施報告書にその内容を盛り込みます。

③現地調査

詳細な調査日程は現地踏査後、協議の上決定することとし、現地調査前に現地踏査報告書及び調査実施計画書の提出します。また、調査箇所および調査範囲は、図面等で詳細に示し報告書に記載します。
  • 外観目視調査(打診、触診含む)
  • コンクリート圧縮強度調査(反発度法、コア採取法)
  • 鉄筋腐食度調査(はつり法)
  • かぶり厚さ調査(電磁波レーダ法、電磁誘導法)
  • 現場中性化調査(ドリル法)

④調査結果の整理考察

個々の調査ごとに、測定値及び試験結果を考察し、適用準拠図書の判定基準に則し、変状の状態を総合的に判定し、当該施設の現況を分析します。

⑤報告書作成

一連の業務結果を報告書としてとりまとめを行なう。
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