画像ひび割れ計測(J-Scale)
J-Scaleは、高精細カメラ点検サービス J-SHOT やドローン点検サービス J-SKYで撮影した写真からひび割れをPC上のデジタルクラックスケールで計測する点検技術サービスです。
構造物を高精細カメラで撮影し、PC上でデジタル写真画像上のひび割れを計測します。
従来の足場を使用した現地計測と比較して、現場作業時間を大幅に短縮し、高い品質と低コストの調査プロセスをご提供します。
品質
既存のひび割れ抽出ソフトの多くは未だ不完全で、現地計測と同等水準の結果が得られません。また、建物の劣化はひび割ればかりではなく、エフロレッセンスや鉄筋錆による膨張圧に起因したコンクリートの爆裂、付帯設備の劣化や腐食、その他さまざまな劣化事象が存在します。既存のひび割れ抽出ソフトはこのようなひび割れ以外の劣化事象は判断できないのが実情です。
当社の写真画像からのひび割れ計測サービス J-Scale は、一般的なひび割れ抽出ソフトと異なり、点検技術者がひび割れを写真から認識し、計測します。ひび割れ計測と同時に、ひび割れ以外の劣化事象も併せて計測、記録します。
そのため、現地計測と同等水準の品質が得られます。
スピード
現地の点検は、歩行できる範囲からの写真撮影のみとなります。写真は高解像度カメラやドローンによって撮影します。
従来の足場による点検と比較して現場での作業は1/5~1/10まで短縮できます。
安全性
高所作業車や足場による高所の作業がありませんので、墜落事故や高所作業車事故などの恐れがなく、従来よりも安全に点検ができます。
手法
対象とするひび割れ幅に適した分解能を得るため、高解像度カメラと豊富なレンズ群、そして撮影距離を検討します。
撮影した写真は歪み補正、正対補正、色調、明るさ補正など各種のデジタル補正を行い、くっきりと歪みの少ない写真にします。
写真と同一縮尺に調整したデジタルクラックスケールを使用して、点検技術者がひび割れをひとつひとつ計測します。
計測結果は、縮尺が整った合成写真上にひび割れやその他の劣化事象と併せて描画。CAD化も可能。