結婚式と葬式
結婚式と葬式にはその地方の色々な風習がある。
沢山の結婚式と葬式に出席しました。その中で思い出に残る結婚式と葬式の話を書いてみようと思います。
まずは、おめでたい方(おめでたくはなかった人も多々いるとは思いますが)。
長野県の某地方では結婚式のご祝儀が3,000円と決められていた。料理は仕出し弁当で、場所は公民館。引き出物は当然無し。生活改善委員会の指導によるって事らしい。
その披露宴では,挨拶とかは全然覚えていないのに余興が凄かったことを鮮明に覚えている。
新郎新婦の前で,男女の夜の秘め事を大きな張りぼてで表現していた。
まあ、昔の日本は夜這いが風習であったそうで、村ごとに夜這いの方法が決まっていて,くじ引きで誰が何処へ行くか決めてある地方もあったそうで,今考えれば大らかな時代です。これを,明治政府が風俗を営業に使うために夜の行いを隠微な秘め事にした。昔の性はもっと開かれたものだったそうです。
余談ですが,その結婚式の最後で,新郎の口上の挨拶がよどみなくすらすらと出てきた。その新郎は営業に異動と言う宣告が下ったそうです。
横浜市のある結婚式では,挨拶を下ネタから入った主賓がいた。
「今日は夜があるから新郎新婦は座って下さい」
まあ、新婦のご両親がいるのに大胆な・・・
その主賓は,よっぽど結婚式に呼ばれるのが嫌らしい。
次にめでたくない方の話
群馬県のある葬式で,受付に並んでいたら前の人達全員が10,000円札を手に握りしめていた。受付の人は,並んだ人達の顔を見て名簿にチェックを入れている。私達の番になったら、どちら様ですかと言う顔をされた。この地方では葬式に出席する人は決まっていて,出なかったら村八分を通り越して村九分になることらしく,恐ろしいところでした。
山形県では,女の人達がみな同じ服を着ていて,お経が始まるとその女の人たちが皆で同じものをたたき,お経を唱えだした。恐ろしい雰囲気でした。
岩手県では,何と7人が弔辞を読んで,その内容が全く同じ。結局,同じ話を7回も聞かされた。また,葬儀の後にその地方随一のホテルにバスで連れて行かれ精進落としが・・・テーブル席に名札が置いてあり,沢山の豪華料理が並べてあった。こんなに食べられないよと思っていたら、お持ち帰り用容器が沢山用意されている。隣の人を見ると,食べるより詰める作業を一生懸命。
地方によりこんなに風習が違うのかと思った次第ですが,こんな地方各地で様々な風習を持つ良き日本を国際標準と言う名で壊さないで欲しいものです。
このように,多種多様な個性があり、それが集まって豊かな感情を持った日本が出来ている。世界も多様な民族、風習で成り立っています。
私たちの会社JUSTも非破壊検査技士、建築士、コンクリート診断士等の資格者、JUSTに入社するまでの過程で色々な経験を積んだ多種多様な人が集まっています。このようなバックグランドを基に,個性を生かした職員が,多面的に構造物を検査,診断しています。
最後は会社の宣伝でした。
代表取締役社長 安藤 純二